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両備システムズ、自治体がServiceNowを活用するためのLGWAN-ASPサービスを発表

 株式会社両備システムズとServiceNow Japan合同会社は10日、ServiceNowのクラウド型プラットフォーム「Now Platform」をベースとしたデジタルワークフローソリューションを、LGWAN上で利用できるサービス「R-Cloud Proxy for ServiceNow」を2021年6月から提供すると発表した。

 両備システムズでは、政府が推進するクラウドファーストの方針を受け、各地自治体でもクラウドのアプリケーション基盤を利用した業務改善の動きが勢いを増していると説明。こうしたニーズを受け、職員が通常業務で利用しているLGWAN接続端末から、Now Platform上でServiceNow IT Service Management、IT Business Management、Customer Service Managementを利用できる「R-Cloud Proxy for ServiceNow」を、国内で初めて提供する。

「ServiceNow 接続サービス」連携イメージ

 Now Platformは、組織横断型のワークフローを実現し、業務の効率化と生産性、アジリティの向上とイノベーションの加速を支援するプラットフォーム。自治体の業務を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)のプラットフォームとして活用することで、住民からの書類対応や、相談受付などの問い合わせ対応、部署間の連絡、住民への通知などの定型的な行政事務による業務負荷を一元化し、効率的な行政事務と質の高い住民サービスの提供を実現する。

 また、ServiceNowは米国政府に信頼性の高いクラウドサービスとして認定されており、国内外の政府機関や自治体などにおいても広く導入されているという。

 両備システムズでは、LGWAN経由でServiceNowが提供するデジタルワークフローソリューションを利用できるセキュアな接続サービスを提供することにより、自治体職員が特定の業務に限らず、さまざまな住民サービスや職員の業務を変革できるよう、LGWAN-ASPとしてサポートするとしている。

ServiceNow「スーパーシティの実現に向けた、住民と行政が“つながる”環境」イメージ図