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共栄火災がコンカーのクラウドサービスを採用、経費精算業務の66%削減を見込む

 株式会社コンカーは6日、共栄火災海上保険株式会社が、間接費管理基盤として、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」などを採用したと発表した。2022年7月をめどに、従業員約2600名を対象に導入する予定。なお導入効果として、経費精算業務で66%、請求書処理業務で40%の業務時間削減を見込んでいる。

 共栄火災では、間接業務の省力化を図るため、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」、請求書管理クラウド「Concur Invoice」をはじめとするSAP Concurソリューションを採用した。これにより、紙を中心とした従来の業務フローから脱却し、間接業務のデジタル化を目指すという。

 なおConcur Expenseは、経費精算機能を提供するクラウドサービスで、法人カードや交通系ICカードなどとのデータ連携により、入力業務の効率化が図れるほか、規定の自動チェック機能を備えており、内容突合作業の効率化が見込めるとのこと。

 一方、請求書管理を支援するクラウドサービスのConcur Invoiceでは、OCR読み取り機能による請求書入力業務の効率化に加えて、Concur Expenseと同様、規定の自動チェック機能を用いた内容突合作業の効率化が見込めるとした。さらにデジタル化によって、書類の手渡し、ファイリング、倉庫保管などの業務負荷が軽減されることも期待される効果だ。

 共栄火災では、これらの機能を利用して業務負荷の軽減を図るとともに、電子帳簿保存法に即した運用を行って領収書ならびに請求書の電子化を進め、業務のペーパーレス化も推進するとしている。