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ヤマハ発動機がConcur Expenseなどを導入、複数システムからの移行を6カ月で完了

 株式会社コンカーと日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は22日、ヤマハ発動機株式会社が、間接費管理基盤としてコンカーの経費精算・管理クラウド「Concur Expense」、出張管理クラウド「Concur Travel」を採用したと発表した。なお、システムは2019年11月より正式稼働を開始している

 ヤマハ発動機では、事業基盤/経営基盤改革の一環として、コスト削減やガバナンス強化などを図るために、既存システムに代わってConcur ExpenseとConcur TravelをはじめとするSAP Concurを導入した。

 このプロジェクトでは、日本IBMの支援のもと、構想策定フェーズにおいて今回のプロジェクト実現後の「あるべき姿」を議論し、改革施策を具体化させて取り組んだ結果、複数システムからなる複雑な旧システムからの移行を6カ月で完了させた。

 本導入では日本IBMが、グローバルで培ったスキルや知見、および日本での導入経験を生かして、構想策定に関するコンサルティングから、要件定義、システム導入までを一貫して提供した。今後も、運用保守としてヤマハ発動機の業務改善を支援するとしている。

 コンカーと日本IBMでは、Concur Travelの利用により、会社の出張規定に即した航空券・ホテルを従業員が簡単に手配可能になるほか、出張規定の順守を徹底できるため、出張コストの削減とガバナンス強化を実現できるとアピールしている。またConcur Travelの予約情報はConcur Expenseと連携しているので、従業員の経費精算申請のガバナンス強化も実現するとのことだ。