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グレープシティ、.NET 5とBlazorの対応強化などを行ったUIコンポーネットセット「ComponentOne」新版をリリース

 グレープシティ株式会社は27日、業務アプリケーション向けの.NET/Xamarin/Blazor用コンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」について、新バージョン「2021J v2」をリリースした。

 ComponentOneは、グリッド、チャート、入力支援といった、業務アプリケーションに必要とされる機能を包括的に収録したUIコンポーネントセット。Windows Forms、WPF、UWP、Xamarin、ASP.NET、ASP.NET Core、Blazorに対応し、デスクトップからWeb、モバイルアプリまで、各種アプリケーションの開発に対応する。

 新バージョンでは、Windows FormsとWPFのエディションで、マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET 5」に対応したコントロールの拡充を行った。Windows Forms用エディションのデータ管理コントロール「DataFilter」や「CheckList」などのほか、WPF用エディションのプロパティの編集が可能な「PropertyGrid」や、右クリック時にメニューを表示する「ContextMenu」などが、.NET 5に対応する。

 なお、ComponentOneは、2021年11月にマイクロソフトがリリースする予定の「.NET 6」にも順次対応していく予定としている。

 また、JavaScriptを使わずに、.NETフレームワークとC#を使用してWebアプリ開発が可能なSPA(Single Page Application)フレームワーク「Blazor」で利用できるコンポーネントとして、「TreeView」を追加した。TreeViewは、インデックス付きエントリー、ディスク上のディレクトリ、ドキュメント内の見出しなど、項目の階層リストをツリー構造として表示する際に利用できる。

 このほか、ASP.NET MVC用エディションでは、新コントロールの「FlexMap」を搭載した。FlexMapは、データを地図上で地理的に可視化することができる。

 ComponentOneは、1年定額制のサブスクリプション方式での販売となり、最上位エディション「ComponentOne Enterprise」の1ユーザーあたりの価格(税込)は、初期費用が年額16万5000円、更新費用が年額8万2500円。