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NEC、プリンスホテルの新ブランドに顔認証チェックイン機能などを提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は21日、株式会社プリンスホテルが運営するホテルブランド「プリンス スマート イン」に、スマートホスピタリティサービスを提供したと発表した。

 プリンスホテルが展開する「プリンス スマート イン」は、ICTやAIを活用した次世代型ホテルブランドで、4月21日に、顔認証によるセルフチェックインを導入した「プリンス スマート イン 熱海」が開業した。NECは今回、この「プリンス スマート イン」向けに、スマートフォンアプリや顔認証などのデジタル技術を提供している。

 このうち公式スマートフォンアプリ「Prince Smart Inn公式アプリ」では、宿泊予約からチェックアウトまで、シームレスなサービス提供を可能にするとともに、アプリを利用することで、スマートフォンをルームキーとして利用できるとのこと。

 また、顔認証によるセルフチェックインの活用により、対面での接触を減らすとともに、フロントでの人の滞留を回避可能にした。利用者がアプリから事前に顔情報を登録しておくと、ホテルに設置されたセルフチェックイン端末「スマーレ」(オムロンソーシアルソリューション社製)からチェックインを行える。

 なお、顔認証によるチェックイン機能は、顔情報の使用に同意し、事前登録した宿泊客のみ利用可能で、同意を得ていない宿泊客の顔情報保持、および顔の照合を行うことはないとしている。

顔認証によるチェックインの様子