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三菱総合研究所、「AIファースト」への転換を包括的に支援するコンサルティングサービスを提供
2026年3月3日 11:51
株式会社三菱総合研究所(以下、MRI)は2日、「AIファースト支援コンサルティング」の提供を開始した。
AIファースト支援コンサルティングは、企業のAI活用をPoC(概念実証)段階にとどめず、業務・組織を変革し、定着させることを支援する。ユースケースの探索から、AI構築、システム基盤構築、ルール・ガバナンス体制構築、現場定着までの全工程を一貫して支援し、企業のAI活用・生産性向上に貢献する。
MRIは、生成AIをはじめとするAI技術の進展により、企業のAI導入に向けた取り組みが活発になる一方で、AI導入を進めてもPoCにとどまり、いわゆる「PoC疲れ」がまん延してしまうことや、ChatGPTの活用など個人のタスクレベルでの利用は進むものの、業務プロセスへの適用・定着に至らない、AI活用を前提とした環境(基盤/データ/ルールなど)が整っていないといった状態が顕在化していると説明する。
これには、多くの業務が「人による作業が中核で技術はサポート役」という思想で設計されていることや、それを前提としたレガシーシステムが利用されているといった背景があるとし、MRIは人とAIの協働を前提に業務・組織を再設計し、企業活動のパフォーマンスを最大化する「AIファースト」企業への転換を支援する。
MRIは、企業レベルでのAIの活用には、事業推進や業務設計の際に、まず「AIで、何を・どこまで、自動化・高度化するのか」を設定し、これを起点として組織や業務プロセスを組み替える「AIファースト」のアプローチが重要だと説明する。「AIファースト」への転換を成功に導く鍵は、ユースケースを起点にシステム基盤やルール・ガバナンス体制などの環境を、全社に拡充していくことにあるとして、MRIは、AIファースト化を「ユースケース探索・具体化」「システム基盤構築・データ整備」「ルール・ガバナンス体制整備」「定着促進伴走」の4つのアプローチで実現する。
「ユースケース探索・具体化」では、業務側の要求(=ビジネス課題)を棚卸しして、技術面での実現可能性と期待効果を評価し、対応すべきユースケースの優先順位付けを行い、全体ロードマップを作成する。優先順位の高いユースケースに対応するAIツールも構築して、これらのツールを実際の業務に仮適用し、AI活用を前提とした新たな業務フローを設計する。
「システム基盤構築・データ整備」では、開発・運用環境、連携方式など、ユースケースの実現に必要となるAI活用を前提としたシステム・アーキテクチャを設計、構築する。データに関しては、社内業務に適用したAI構築に向け、業務マニュアルや過去のドキュメントなどの個社特有の情報を参照可能な構造に整備する。また、これら秘匿性の高い情報を処理するローカルLLM環境の構築にも対応する。
「ルール・ガバナンス体制整備」では、リスク管理、権限設計、品質担保など、AI活用に伴うルールなどを整備し、全社で継続的にAI導入・活用を推進するためのガバナンス体制を構築する。
「定着促進伴走」では、ユースケース探索で描いた全体ロードマップや目標の達成に向けたKPIを設定し、モニタリングの仕組みを構築する。また、AI活用に必要な各種知識・スキル習得のトレーニングなど、AI活用を現場に根付かせ成果が継続的に積み上がる仕組みづくりを支援する。

