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ISID、企業グループの単体決算業務を統合・最適化する会計システム「Ci*X Financials」を提供

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は1日、グループ統合会計システム「Ci*X Financials」の提供を開始した。

 Ci*X Financialsは、企業グループにおける単体決算業務を統合・最適化する会計システム。拡張性の高い管理項目体系により、グループ各社の会計・非会計データを一元管理し、財務会計と管理会計、両方のニーズを同時に実現する。グループ合算数字やグループ会社間の取引状況など、グループ全体の経営情報をリアルタイムに把握できる。

Ci*X Financials 概要図

 グループ会社間仕訳の自動作成により、内部取引の不突合を防止。複数会社を横断する承認フロー、マスタ管理、支払い処理などにより、シェアードサービス業務を効率化する。

 統合レポーティング機能により、グループ元帳の全データを対象とした集計・分析、明細へのドリルダウンを実現。集計数値にコメントを付与し、調査・分析結果を複数のユーザーで共有できる。

 不正検知・自動監査機能により、問題の予兆を自動検出でき、あらかじめプリセットされたルール以外にも利用企業特有のチェックが可能となるなど、ガバナンス強化が可能。

 証憑をはじめとしたあらゆる書類をシステムに格納して、完全ペーパーレスを実現。タスク管理による経理業務の見える化で担当者の進捗を可視化することや、経理業務機能とチャットやコメントの連携により、オンライン上で円滑にコミュニケーションが可能にするなど、経理業務の効率化と場所を問わない多様な働き方を可能にする。

 さらに、ISIDが提供する経費精算システム「Ci*X Expense」、自動仕訳システム「Ci*X Journalizer」、汎用ワークフローシステム「Ci*X Workflow」の3製品とマスターが統合されており、連結会計システム「STRAVIS」とのシームレスな連携を可能とするなど、ISIDが提供する各種グループ経営ソリューションとの連携により、企業の会計業務の生産性向上、グループ経営の高度化を支援するとしている。

 Ci*X Financialsのライセンス価格は、最小構成(連結売上高500億円まで)で1300万円(税別)。