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インテック、EDIサービスに金融機関向けデータ伝送サービス「AnserDATAPORT(Connecure)」接続メニューを追加

 株式会社インテックは26日、(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下インテック)は、EDIアウトソーシングサービス「EINS/EDI-Hub Nex」およびデータ連携プラットフォームサービス「TEDIOS」に、株式会社NTTデータが提供する金融機関向けデータ伝送サービス「AnserDATAPORT(Connecure)」を接続するメニューを、4月に追加すると発表した。

 インテックでは、2024年にINSネット(ディジタル通信モード)が終了するが、INSネットは現在でもEDI(電子データ交換)や、銀行へ振込データなどを転送するEB(エレクトロニックバンキング)に広く使われており、インターネットなどを使ったシステムへの切り替えが求められていると説明。「EINS/EDI-Hub」および「TEDIOS」に、多くの金融機関で採用されている「AnserDATAPORT(Connecure)」接続メニューを追加することで、インテックのEDIサービスを利用している顧客が、金融機関と行うさまざまなデータ交換(総合振込、給与振込、賞与振込、口座振替など)を円滑にできるように支援するとしている。

 「AnserDATAPORT(Connecure)」は、閉域ネットワークを利用して企業と金融機関でのデータ伝送を安全に行うサービス。多くの金融機関で採用されており、総合振込、給与振込、賞与振込、口座振替などの決済データや、企業と金融機関で取り決めた任意のデータも伝送できる。

 「AnserDATAPORT(Connecure)」接続サービスでは、インテックが用意した開通済みのConnecure回線を使用するため、顧客は自社で回線を用意するより早く「AnserDATAPORT」の利用を開始できる。Connecure回線は、インテックEDIサービスを利用している顧客と共用で使用するため、個別に回線を用意するよりも安価に利用が可能。

 また、Connecure回線の敷設・運用はインテックが行うため、利用開始からお客様の運用負荷が最小限に抑えられる。複数金融機関との接続も可能で、拡張性・可用性も備え、定期的にキャパシティ管理を行い、顧客の利用数に応じてConnecure回線も拡張するため、速度低下などの心配がないとしている。

 「AnserDATAPORT(Connecure)」接続サービスの料金は、初期費用は不要、月額料金は11万円(税込)。サービス利用には、「EINS/EDI-Hub」または「TEDIOS」の契約が必要。

 インテックでは、企業のINSネットを利用したEDIからインターネットを利用したEDIへの移行を推進し、企業間で発生する受発注、出荷、返品、請求、支払などのさまざまなデータ交換をワンストップで提供すると説明。さらに、「EINS/EDI-Hub」および「TEDIOS」のサービスメニューを拡充し、2023年までに100社の新規ユーザー獲得を目指すとしている。