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インテック、EDIアウトソーシングのオプションとして製造業の調達業務に必要なWeb-EDIサービスを提供
2022年2月8日 11:43
株式会社インテックは8日、EDIアウトソーシングサービス「EINS/EDI-Hub Nex」のオプションメニューとして、製造業特有の受発注情報をWeb画面上で一元管理・閲覧できる「製造業向け調達Web-EDIオプション」を提供すると発表した。価格は個別見積もり。
EINS/EDI-Hub Nexは、企業間で発生する受発注、出荷、返品、請求、支払いなどのデータ交換をワンストップで提供するアウトソーシングサービス。EDIで多く利用されているISDN ディジタル通信モードが2024年にサービス提供を終了する、いわゆるEDIの2024年問題を解決するため、インテックではこのEINS/EDI-Hub Nexを活用し、レガシーEDIからインターネットEDIへの移行を支援してきた。
そうした支援を行う中で、Web画面上にて管理・閲覧可能なWeb-EDIサービスを希望する企業が多くあったほか、そもそも製造業の調達に関しては、紙やFAXなど、アナログな手段で日々の調達業務を行っている企業が多いのが現状という。
そこでインテックは今回、日立のクラウド型EDIサービス「TWX-21 Web-EDI Globalサービス」と連携し、Web画面上で調達業務を管理・閲覧できる「製造業向け調達Web-EDIオプション」をEINS/EDI-Hub Nexに追加した。
同オプションでは、取引先企業(以下、サプライヤー)との調達業務に必要なWeb-EDIサービスが提供され、紙やFAXといったアナログ手段では行えなかった、見積もりから請求までの調達業務における進捗状況確認を、導入企業(バイヤー)側はWeb画面上で一覧管理できるようになる。さらに、製造業に特化した調達業務のテンプレートが活用できるので、サプライヤーとの見積もり調整や納期調整も容易に行えるとのこと。
加えて、EINS/EDI-Hub Nexはファイル交換型のインターネットEDI機能を実装しているため、サプライヤーとの接続要件に応じて、柔軟なサービス提供が可能。サプライヤーの業務システムとの連携や、EDI取引に関する各種フォーマット変換もサービスとして提供する。インテックでは、これにより、調達業務における課題やEDIの2024年問題など、EDIに関する課題をワンストップで解決できるとアピールしている。
なお、「製造業向け調達Web-EDIオプション」も、既存EDIサービスと同等の運用サポートを提供するため、安心して利用できるとのことだ。