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TOKAIコミュニケーションズ、EDIサービスで金融機関向けファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」への接続を開始

 株式会社TOKAIコミュニケーションズは24日、企業向けのクラウド型EDIサービス「JFT/SaaS」および地方自治体向けEDIサービス「JFT-LGWAN」で、株式会社NTTデータが提供する金融機関向けファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」との接続を行い、接続サービスを提供開始した。

 AnserDATAPORTは、企業や地方自治体と金融機関との安全な取引を実現するファイル伝送サービス。NTTデータの閉域ネットワーク「Connecure」を用いた通信により、データ授受における情報セキュリティリスクを軽減できる。

 JFT/SaaSおよびJFT-LGWANがConnecure回線と接続することで、TOKAIコミュニケーションズのEDIサービスを利用する顧客は、金融機関との間で総合振込、給与振込、賞与振込、口座振替などの情報を、INSネット(ISDN)を利用せずに伝送できる。顧客側で個別に回線を用意することなく、短期間でAnserDATAPORTを活用した金融機関との安全なファイル伝送を行うことが可能になる。

JFT/SaaSおよびJFT-LGWANサービスイメージ

 回線については、サービスを利用している顧客との共用利用により、個別に用意するより安価に利用が可能。顧客の要望に応じて、専用回線の構築にも対応する(別料金)。また、キャパシティ管理などの日々の運用や、万が一の障害対応も、TOKAIコミュニケーションズのEDI専門チームが24時間365日対応する。

 接続サービスの料金は、企業向けJFT/SaaSサービス契約時の場合で、初期必要は無料、月額料金は3万円(税別)。地方自治体向けJFT-LGWANの場合は、自治体の住民数に応じた月額料金の中に含まれる。詳細については要問い合わせ。

 TOKAIコミュニケーションズでは、INSネットを利用した環境を併用しながら、インターネットEDIなど新しいEDIへの移行を全面的にサポートしていくとしている。