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アグレックス、IBM i向けEDIサービス「Toolbox EDI Service」に金融機関向けファイル伝送「AnserDATAPORT」への接続メニューを追加
2021年8月27日 08:00
株式会社アグレックスは26日、レガシーEDIからインターネットEDIへの移行に向け、IBM i(AS/400)向けクラウド型EDIサービス「Toolbox EDI Service」に、株式会社NTTデータが提供する金融機関向けファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」への接続メニューを追加すると発表した。
「Toolbox」は、IBM i(AS/400)を便利に活用するための機能をシリーズ化したサーバー運用管理ツール。クラウド型EDIサービス「Toolbox EDI Service」は、企業間で発生する受発注、出荷、返品、請求、支払いなどのデータ交換をワンストップで提供している。
AnserDATAPORTは、NTTデータの閉域IP網(Connecure)を利用して、企業と金融機関のデータ伝送を安全に行うサービス。EB(エレクトロニックバンキング)やFB(ファームバンキング)の後継サービスとして多くの金融機関で採用されており、総合振込、給与振込、賞与振込、口座振替などの決済データに加え、企業と金融機関で取り決めた任意のデータを伝送することができる。
今回、Toolbox EDI Serviceに、AnserDATAPORTへの接続メニューを追加したことで、顧客は自身で閉域IP網を敷設することなく、金融機関とのセキュアなデータ交換が可能となる。
また、このサービスを利用して、INSネットや電話網を利用したレガシーEDIからインターネットEDIに移行することで、2024年1月予定のNTT東西によるINSネット(ISDN)ディジタル通信モードの提供終了および電話網のIP化に伴い、既存のレガシーEDIが従来通り使用できなくなる「EDI2024年問題」を解決できる。
AnserDATAPORT接続メニューの価格(税別)は、初期料金が10万円、月額料金が2万円。接続サービスの利用には、Toolbox EDI Serviceの契約が必要。
アグレックスでは、EDI環境の変化に柔軟に対応するため、ToolboxシリーズのEDI製品/サービスのラインアップを拡充し、EDI2024年問題の解決に向けて IBM i(AS/400)を利用する顧客のインターネットEDI移行を支援すると説明。2023年までに、ToolboxシリーズのEDI製品/サービスを250件導入することを目指すとしている。