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アライドテレシスのルータ「ARシリーズ」、iOSの標準VPNクライアントからの接続に対応

IPv6 IPoE接続が可能なインターネット接続サービスのラインアップも拡充

 アライドテレシス株式会社は4日、スイッチ/ルータ製品のファームウェア「AlliedWare Plus(AW+)」において、新版「同 Ver.5.5.0-2.4」を提供開始したと発表した。

 「AW+」では、2021年1月のバージョンアップにおいて、ルータ製品がOpenVPNに加え、Windows 10に標準搭載されているリモート接続用VPNクライアントソフト(IPsec IKEv2)に対応したが、今回の新版では、iOS標準搭載のVPNクライアントソフトウェア(IKE V2)にも対応した。

 iOS端末に標準搭載されているVPNクライアントを利用するため、端末利用者やネットワーク管理者が事前インストール作業などを実施する必要がなく、コストおよびリソース面でも効果が期待できるとのこと。

 またAndroid端末についても、新たにオープンソースVPNクライアント「strongSwan」をインストールすることで、Open VPNに加えてIPsec IKEv2での接続が可能になった。

 さらに今回は、「ARシリーズ」ルータの5製品において、アルテリア・ネットワークス株式会社のインターネット接続サービス「クロスパス(Xpass)『動的IP ひかり電話契約無し』」に対応した。

 同サービスは、光ネクスト回線において、新たな機器を導入せずにIPv6インターネット接続を実現するもので、IPv6 IPoE接続が可能なインターネットサービスの対応ラインアップが増えたことで、ARシリーズをさらに多くの場面で利用可能になったとのこと。

 なお、対応ルータは「AT-AR1050V」「AT-AR2010V」「AT-AR2050V」「AT-AR3050S」「AT-AR4050S」の5つである。

対応ルータのひとつ、AT-AR4050S