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アライドテレシス、SOHOや小規模オフィスに向けたVPNアクセスルータ「AT-AR1050V」

 アライドテレシス株式会社は31日、ベーシックVPNアクセスルータ「AT-AR1050V」と、スタンドキット「AT-STND-J03」を発表した。いずれも6月3日より出荷を開始する。

 AT-AR1050Vは、SOHOや小規模ブランチオフィスに向けたVPNアクセスルータ。AES/3DESに対応したIPsec VPNに対応しており、少ない投資で快適なインターネットVPN環境の構築が可能という。またIPv4 over IPv6をサポートし、NTT-NGNを使用したIPv4通信が可能。DS-Lite、MAP-E、IP in IP、Lightweight 4 over 6の各方式に対応する。

AT-AR1050V

 セキュリティ機能としては、ステートフルパケットインスペクション(SPI)型ファイアウォール(ゾーンベース)を備えるほか、IDS/IPS、各種攻撃検出機能なども搭載する。さらに、特定のURLに対してアクセス許可・拒否を制御可能な「カスタムURLフィルター」にも対応しているとのこと。

 このほか、スイッチ製品「xシリーズ」と共通のモジュラー型OS「AlliedWare Plus(AW+)」を採用しており、単一の障害が与える影響範囲を最小限に抑えられる点もメリット。旧来のモノリシック型OSを採用した製品と比べ、システム全体の可用性が高められるとした。コマンド体系も業界標準に準拠しているので、他社製品からの移行においても、エンジニアの教育にかかる時間・経費を削減できる。

 一方のAT-STND-J03は、アライドテレシス製のハードウェア製品を縦置きに設置するための専用キットである。

 価格(以下、すべて税別)は、AT-AR1050Vが3万5000円、AT-STND-J03が9000円。なおアライドテレシスでは、AT-AR1050Vの発売を記念した「AT-AR1050Vデビュー記念ニッコリキャンペーン」を5月31日から9月30日(注文受付分)まで実施し、AT-AR1050V本体を2万2222円で提供するとのこと。