ニュース

Denodo Technologies、エージェント型AIにアクティブコンテキストを提供する「Denodo Platform 9.5」をリリース

 Denodo Technologies株式会社は14日、データ管理プラットフォーム「Denodo Platform」の最新版「Denodo Platform 9.5」の一般提供を開始したと発表した。最新版は、エージェント型AI、アナリティクス、およびセルフサービスによるデータ配信において、「アクティブコンテキスト(Active Context)」を提供するという同社の役割をさらに進化させるものだとしている。

 Denodo Platform 9.5は、信頼できるエンタープライズコンテキストの定義、運用、そして再利用をより容易にする。この最新リリースにより、Denodo Platform内のセマンティックおよびコンテキストに関するインテリジェンスが強化されると同時に、チームが企業全体で信頼性の高いデータ製品を構築、管理、共有する方法を簡素化する。

 主な新機能のうち、エンタープライズナレッジグラフの拡張(Denodo Data Marketplace内)は、データコンテキストの可視性を向上させ、AIに対してより信頼性の高い基盤を提供する。Metric Viewsは、セマンティックレイヤー内で一貫して標準化された指標(メトリクス)を定義可能にし、あらゆるデータ駆動型のビジネス意思決定の精度を向上させる。

 Denodo Assistantの推論機能強化は、データビューの開発プロセスをさらに効率化する。データおよびAIエコシステム全体の接続性の拡張は、分散したデータソース間でのアクティブコンテキストのフローを改善し、ビジネス意思決定の質を高める。

 また、Denodo Platform 9.5は、新しい「360度グラフ」とアセット拡張機能により、Denodo Data Marketplaceを拡張した。これにより、組織はより幅広いデータエコシステムのアセットと、それらをつなぐ関係性を含んだエンタープライズナレッジグラフを定義できるようになる。開発・運用チームは、ETLプロセス、利用アプリケーション、ノートブック、ビジネス用語集(ビジネスグロッサリー)、データディクショナリ、ガバナンスコントロール、データ製品の契約、データ共有合意、AIスキル、その他のビジネスまたは技術的な成果物など、関連するアセットを包括的に定義・管理できる。

 さらに、Denodo Platform 9.5は、VQLシェルをより対話的な開発環境へと進化させる。推論および曖昧さを回避する機能が強化されたDenodo Assistantは、ユーザーがメタデータを探索し、VQLを生成し、クエリロジックを洗練させ、問題をトラブルシューティングする際に、インタラクティブなワークフローをサポートする。Denodo Assistantは、フォローアップのプロンプトやコンテキストに応じたフィードバックを通じて開発をガイドするため、チームは正確なデータビューをより迅速に作成できる。

 最新のデータおよびAIエコシステム全体にわたる接続性も拡張されており、これには非構造化データのサポート向上、DatabricksおよびAzure AI Searchとの新しい接続性、より効率的なセマンティックおよびドキュメントクエリのためのインデックスを使用したベクトル検索のサポート、Delta tablesおよびDatabricks環境のサポート強化、およびIcebergを使用したDenodo Lakehouse Accelerator利用時の効率性向上が含まれる。

 これらの機能を組み合わせることで、組織はハイブリッド/分散環境におけるデータ統合の摩擦を減らし、パフォーマンスを向上させながら、より多くのエンタープライズ情報を、統制されたAI、アナリティクス、データ共有のワークフローに組み込むことが可能になるとしている。