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NEC、AIの開発と業務適用を自動化するクラウドサービス「dotData Cloud」を国内で販売

「dotData Enterprise」の機能をSaaS型で提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は4日、米dotDataのソフトウェア「dotData Enterprise」をSaaS型で提供する「dotData Cloud」を、同日より販売開始すると発表した。AIの開発と業務適用を自動化する「dotData」の機能を、より手軽に利用可能になるという。

 「dotData」は、NECからカーブアウトしたdotData社が開発した、AIを活用して予測分析プロセス全体を自動化するソフトウェアで、日本国内ではNECが独占販売権を取得している。

 今回発表された「dotData Cloud」は、GUIからプログラミングなしにAIの開発を自動化する「dotData Enterprise」を、dotData社がAmazon Web Services(AWS)上のクラウド環境からSaaS型で提供するサービスで、素早く、スモールスタートでdotDataを利用開始できるといった特徴を持つ。

 NECでは国内での販売に加え、利用企業が「dotData」を活用してAIによる業務改善を加速できるよう、同社がアドバイザーとして、「dotData」の学習用コンテンツの提供をはじめ、問い合わせ対応やニューノーマルにあわせたリモート支援などに対応する「分析サポートサービス」も提供する。これにより、より身近に、手軽に「dotData」をデータ分析に活用できるほか、部門単位など、規模の小さな分析にも活用しやすくなるとのこと。

 年間契約時の価格は、分析サポートサービスを含めて月額100万円から。サービス利用人数は無制限となっている。なお、国内向けサービスはAWS 東京リージョンから提供される。

 NECでは、今後1年で100社への提供を目指す。すでに住友ゴム工業株式会社が、AIを活用した製品開発業務の高度化のために、「dotData Cloud」の導入を決定しているとのことだ。