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大塚商会、dotDataを活用して企業の経営指標を分析する「AI分析サービス」を提供

 株式会社大塚商会と日本電気株式会社(以下、NEC)、米dotDataの3社は17日、データサイエンスプロセス全体を自動化するdotDataのAIソフトウェア「dotData」を活用し、中堅・中小企業の各種経営指標を分析するサービスを共同開発したと発表した。「大塚商会dotData AI分析サービス」として、6月21日より大塚商会が提供する。

 「dotData」は、AIを活用して予測分析プロセス全体を自動化するソフトウェア。日本国内ではNECが独占販売権を持ち、企業への提供等を行ってきた。

 今回発表された「大塚商会dotData AI分析サービス」では、AI分析の適用可否判断のための、AIモデル生成・評価フェーズ(PoCフェーズ)の支援を大塚商会が行う。また自社で活用しているdotData環境において、利用企業が保有する各種経営指標データを中心に、専任のデータサイエンティストが分析を実施。分析結果をレポート形式で導入企業へフィードバックする。なお、生成されたAIモデルは、大塚商会の環境を経由して継続利用が可能とのこと。

 さらに、以前から中小企業向けに提供してきた「経営支援サービス」と組み合わせ、中小企業診断士など経営の専門家がビジネスインサイトを支援するオプションサービスも用意した。

 3社によれば、これらのサービスを利用することで、導入企業はAIを活用した各経営指標の分析結果が得られ、経営・事業課題への対応、戦略策定をよりスピーディーに行えるようになるとのことだ。

 「大塚商会dotData AI分析サービス」の価格(税別)は、モデル生成・評価フェーズ(PoCフェーズ)が100万円から。AIモデルの継続利用サービスは、回数契約の場合、基本料が年間5万円、回数利用料が1回あたり5万円から10万円。月間利用契約の場合は、基本料が年間5万円、利用料が月間10万円から50万円。中小企業診断士によるコンサルティングサービスは個別見積もりとなる。