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dotDataとNEC、AWSに対応したデータ分析自動化関連ソリューションを拡充

 米dotDataは12日、データ分析ソフトウェア「dotData」を顧客のAmazon Web Services(AWS)環境上で活用するためのリファレンスアーキテクチャーの提供を開始した。合わせて、日本におけるdotDataの独占販売代理店である日本電気株式会社(以下、NEC)は、dotDataとAWSのサービスを組み合わせたソリューションを提供し、年間20社への販売を目指す。また、データ活用を目指す企業向けに、Proof of Concept(PoC)用の特別パッケージの提供を開始した。

 dotDataは、データサイエンスプロセス自動化(目的別データマート作成、特徴量設計、予測モデル設計・評価、運用)のソリューションを提供しており、昨今の分析対象データの多様化に伴い、分析に必要な事前のデータ整備を含めたより広範なニーズに応えるべく、リファレンスアーキテクチャーの設計と検証を行う。

 具体的には、各業種の代表的なユースケースに対して、Amazon S3を核とするデータレイクや、AWS Glueを核とするデータ構造化処理・ETLの機能と、dotDataを連携させる。さらに、同機能を事前に検証した上で、リファレンスアーキテクチャーとして顧客に提供する。

 リファレンスアーキテクチャーを活用することで、従来、dotDataの提供していたデータサイエンスプロセスの自動化に加え、AWSのフルマネージドな環境でのデータの蓄積、分析に向けたデータのクレンジングなどの基本的な整備から、目的別データマート作成、特徴量設計、予測モデル設計・評価と運用までの、エンドツーエンドの機能を容易に活用できるようになるとしている。

 dotDataとNECでは今後、データ分析業務の高度化・効率化により、データサイエンティストが短期間にさまざまな角度から多数の分析を行い、データ分析にもとづく新たなビジネス展開など、顧客への価値向上に貢献していくとしている。