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JBSが「Oracle Database@Azure」の取り扱いを開始、Oracle AI Database を利用する企業のクラウド移行を支援
2025年12月18日 08:00
日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は16日、日本オラクル株式会社および日本マイクロソフト株式会社と協働し、Oracle AI DatabaseをMicrosoft Azure環境に統合・最適化するサービス「Oracle Database@Azure」の取り扱いを開始したと発表した。
「Oracle Database@Azure」は、Microsoft Azureのデータセンターに導入されたOracle Cloud Infrastructure(OCI)環境でOracle AI Databaseを稼働させるサービス。これを利用すると、Microsoft Azureにおいて、基幹システムなどで利用されているミッションクリティカルなOracle AI Database環境を移行できるだけでなく、Microsoft AzureのAIやデータ分析サービスとOracle AI Databaseの基幹データをシームレスに連携させることも可能になるという。
なおJBSは、日本オラクルと協働し、その技術と運用知見を取り入れながら、長年にわたる業務システム導入の経験と、日本マイクロソフト製品を中心とするクラウドソリューションの専門性を生かして、Oracle AI DatabaseのMicrosoft Azure環境への移行を支援する考え。まずは、Oracle Database@Azureの構築と初期設定を行い、検証のために既存環境から一部データのみを移行する「データベースクラウド構築移行支援 for Oracle Database@Azure」を提供する。
その後は、PoCによって運用負荷の軽減効果の確認や移行前の互換性検証を実施し、移行時のリスクを最小限に抑え、安全かつ確実な移行を実現できるように支援するとのこと。
なお、現在は川崎重工業株式会社のOracle Database@Azure本格採用に向けたPoCを実施しており、システムのパフォーマンス向上や運用負荷軽減を図りながら、約半年間かけて安定稼働を見極めていくとしている。