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UBE三菱セメント、SAP Concurで事業統合時の経費精算業務の標準化を実現

 株式会社コンカーは14日、UBE三菱セメント株式会社(以下、MUCC)のグループ間接費管理基盤として、SAP Concurソリューションが採用されたと発表した。

 MUCCは2022年4月、三菱マテリアル株式会社と宇部興産株式会社からセメント事業およびその関連事業等を承継し、業務を開始しているが、その際に経費精算・管理クラウド「Concur Expense」を含むSAP Concurを採用し、従業員約2000名を対象に利用を開始した。

 同社ではSAP Concurの導入により、ペーパーレスを実現したほか、単純作業のための出社を削減している。また事業統合プロジェクトの一貫として、グローバルデファクトスタンダードであるSAP Concurを利用することで、スムーズな業務標準化を実現したとのこと。

 具体的な製品としては、Concur Expenseと、領収書OCRアプリ「ExpenseIt」、高度な出張管理を可能にする「Concur Request」を導入しており、これらの採用・利用を足掛かりに、今後はインボイス制度への対応や、電子帳簿保存法の税制改正における「出力措置による代替措置の廃止」への対応を見据えるなど、デジタル化を通じたさらなる業務効率化の実現を目指すとしている。