三菱重工がConcur Travelなどを採用、出張・経費管理業務の効率化とコスト削減を目指す

　株式会社コンカーは13日、三菱重工業株式会社（以下、三菱重工）が、コンカーの出張管理クラウド「Concur Travel」、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」を採用したと発表した。三菱重工では、出張・経費管理業務のプロセス改革の基盤として、これらのサービスを利用する考えで、グループ会社を含めた従業員約3万人を対象に2019年7月より本番稼働する予定という。

　三菱重工では、グループ会社も含めた間接業務の効率化を推進しており、その施策の1つとして、出張旅費精算システムの更改を検討。同社が独自に開発した旧システムを廃止し、出張管理にConcur Travel、経費（旅費）精算・管理にConcur Expenseをそれぞれ採用した。

　Concur Travelの利用により、従業員は会社の出張規程に即した航空券/ホテルなどをオンラインで容易に手配できるほか、企業側にとっても、出張規程の順守を徹底できるため、出張コスト削減が実現するとのこと。また、Concur Travelの予約情報はConcur Expenseと連携するので、従業員の経費精算申請の手間を省ける点がメリットとしている。

　さらに、モバイルに対応しているConcur Expenseでは、従業員が外出先から経費精算申請・承認が可能。交通系ICカードの乗車履歴の読み取り、法人カードの経費データ自動連携など、経費精算業務の効率化により、従業員の生産性向上と働き方改革を実現するという。

　このほか、分析ツール「Concur Business Intelligence」を利用し、経費支出の可視化・分析を図ることによって、適正な経費使用を促し、ガバナンス強化を目指す。

　なお運用にあたっては、設定変更などのメンテナンスを専任の担当者が対応するサポートサービス「サービスアドミニストレーション」も採用されており、コンカーでは、Concur Travel／Expenseの運用工数を最小限に抑えつつ機能を適切に活用することで、導入効果を最大化できるとアピールしている。