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セゾンテクノロジー、データ連携プラットフォームの最新版「DataSpider Servista 5」を発表

 株式会社セゾンテクノロジーは17日、オンプレミス向けデータ連携プラットフォーム「DataSpider Servista 5」を2026年2月9日に提供開始すると発表した。

 DataSpider Servistaは、システムの接続方法やデータフォーマットの違いを意識することなく、ノンプログラミング・ノーコードでクラウドやSaaS、業務アプリケーションやデータベースなど、さまざまなタイプのシステム間をつなぐデータ連携プラットフォーム製品。オンプレミス環境下のアプリケーションとして、約50のアダプタにより、クラウドやデータベース、アプリケーションなどさまざまなシステムと接続し、大容量のデータを高速に連携する。

「DataSpider Servista 5」の開発環境(DataSpider Studio)画面イメージ

 新バージョンのDataSpider Servista 5では、Java実行基盤や開発環境のユーザーインターフェイスを刷新し、使用感やパフォーマンスの向上、セキュリティの強化を図った。

 実行基盤はJava 21に刷新し、内部処理の最適化やメモリ管理の改善による大規模データ処理および多数同時接続時の安定性を向上した。開発クライアントはWindows 11ベースの最新デザインを採用し、ユーザビリティを向上させ、Web版の「DataSpider Studio for Web」に統合した。

 また、Ver.5.x以降では、クラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)である「HULFT Square」との連携をさらに進め、レガシーシステムとモダンデータスタック間のデータ連携の強化と、AI・データ活用までの一貫したデータマネジメントを提供する。

 具体的には、データリネージュやメタデータ管理、生成AIによる自動スクリプト作成やデータ項目のマッピングレコメンド、DataSpider ServistaとHULFT Squareのユーザーインターフェイスの共通化、HULFT Square経由でのログインやログ管理などの機能強化も予定している。

 DataSpider Servista 5のサーバー動作環境は、Windows Server 2025/2022/2019/2016、Red Hat Enterprise Linux Server 9/8/7、Oracle Linux 9/8、Amazon Linux 2023/2(いずれもx64版)。開発用クライアント動作環境は、Windows Server 2025/2022/2019/2016、Windows 11(いずれもx64版)。

 製品の価格は、DataSpiderサーバー1ライセンス、開発用クライアント5ライセンス、12種類の標準アダプタライセンスの「DataSpider Servista Basic Server Package」が360万円から。DataSpiderサーバー1ライセンス、開発用クライアント5ライセンス、24種類の標準アダプタライセンスの「DataSpider Servista Advanced Server Package」が610万円から。1カ月単位での利用が可能な「DataSpider Servista 月額ライセンス&サポート」が月額20万円。