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TIS、仮想デスクトップの導入・運用サービスの対象にWindows Virtual Desktopを追加

 TIS株式会社は3日、「仮想デスクトップ導入・運用サービス」のラインアップに、日本マイクロソフトの仮想デスクトップ環境「Windows Virtual Desktop」を追加したと発表した。

 「仮想デスクトップ導入・運用サービス」は、オンプレミス/クラウド環境を問わず、マルチプラットフォームでの仮想デスクトップ環境の構築・運用を提供するサービス。ユーザーのさまざまな導入目的に応じて、複数の製品ポートフォリオから仮想デスクトップ製品/サービスを選択できるようにしており、今回はそのラインアップに「Windows Virtual Desktop」を追加した。

 その「Windows Virtual Desktop」は、Microsoft Azure上で提供されるクラウド型の仮想デスクトップサービス(DaaS:Desktop as a Service)。Microsoft Azure上でリソース拡張を容易に行えるため、スモールスタートにも対応しているという。

 また、Windows 10でマルチセッションをサポートしている唯一のサービスであり、リソースの共用によって大幅なコストカットが可能。特定のマイクロソフトライセンスを保有していれば、ソフトウェアにかかるコストも不要という。さらに特例として、Windows 7の3年間延長サポートプログラムを無償で利用することも可能とした。

 なお具体的なサービスとしては、現行クライアント環境の課題明確化からVDI・DaaS導入におけるグランドデザイン策定まで、導入検討の上流工程をコンサルティングサービスとして支援するほか、仮想デスクトップ環境の導入サービス、仮想デスクトップの導入にあわせて必要となるActive Directoryサーバー、ファイルサーバーなどの周辺環境の構築、仮想デスクトップの運用をアウトソースするサービスなど、さまざまなメニューが用意されている。

 TISでは、テレワーク推進やクライアント運用負荷の改善のニーズを持つエンタープライズ企業向けに「Windows Virtual Desktop」を提供し、2025年までに20社へのサービス提供を目指すとしている。