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東陽テクニカ、悪意あるメールの判別と対応の優先順位付けを自動化する「PhishER」を発売

 株式会社東陽テクニカは3日、米KnowBe4が提供する、フィッシングメールなどの悪意のあるメールを自動的に判別し、対応の優先順位付けをするサービス「PhishER(Emergency Room:緊急対策室)」を発売した。

 PhishERは、報告される大量の不審なメールに対して、ルールの適用、タグ付け、アクションという一連の流れによりメールをグループ化・カテゴリー分けし、対応の優先順位付けまでを自動化するサービス。

 報告された不審なメールを「Clean(正常)」「Spam(スパム)」「Threat(脅威)」の3つのカテゴリーの中から1つに分類し、優先順位付けを行う。また、メーラーのアドイン機能として組み込まれるPhish Alertボタンを押すことで、従業員はワンクリックで不審メールを管理者に報告でき、報告されたメールは専用のメールボックスに転送できる。

 悪意あるメールの特定に利用するデータは機械学習によって蓄積され、メールの分類・優先順位付けはそれをもとに実行する。Virus TotalやSIEMプラットフォーム(Splunk、QRadarなど)と連携した運用の自動化が可能で、クラウドベースのサービスで、セキュリティ意識向上トレーニング&フィッシングシミュレーション「KnowBe4」との連携にも対応する。サービスの最小提供ライセンス規模は101人以上。