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東陽テクニカ、セキュリティトレーニング「KnowBe4」に組織や個人のセキュリティ意識をスコアで評価する新機能をリリース

 株式会社東陽テクニカは16日、米KnowBe4が提供するセキュリティ意識向上トレーニング&フィッシングシミュレーション「KnowBe4(ノウビーフォー)」の新たな機能として、組織全体および従業員個人のセキュリティ意識を評価してスコア化する「アセスメント機能」を1月17日にリリースすると発表した。

 KnowBe4は、組織内部に向けて模擬的なフィッシング攻撃を仕掛け、結果から組織全体および従業員個人のセキュリティに対するリスクレベルを判断し、最適なオンライン教育プログラムを自動で提案するサービス。フィッシングシミュレーションから、結果を踏まえたセキュリティ意識向上トレーニングまでをワンストップで提供できる。

 今回リリースするアセスメント機能は、セキュリティ意識レベルだけでなく、組織におけるセキュリティカルチャー(組織のセキュリティに影響を与える考え方、習慣、社会的行動)を7つのカテゴリーに分類し、その評価をスコアで可視化する。これにより、従業員個人、さらには組織全体のセキュリティ意識レベルの強みと弱みを洞察し、KnowBe4のセキュリティ教育コンテンツを組織全体で適切に受講できるようにする。

 2019年12月には、「Emotet(エモテット)」と呼ばれる、個人情報の窃取を目的としたマルウェアへの感染を狙った標的型攻撃メール(スピアフィッシング)が出回っている。KnowBe4のアセスメント機能は、セキュリティ意識レベルと知識を向上させ、Emotetへの感染を狙うようなスピアフィッシング対策(予防)の実現に貢献する。

 東陽テクニカでは、アセスメント機能のリリースを記念して、KnowBe4を試用できる「無償PoC提供キャンペーン」を実施する。キャンペーン期間は2月14日まで。定員は先着10社。