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東陽テクニカ、可搬性に優れたネットワークフォレンジックシステム「TOYO ThunderBOT」
2020年3月17日 16:18
株式会社東陽テクニカは17日、ポータブル型ネットワークフォレンジックシステム「TOYO ThunderBOT」を、4月1日より販売開始すると発表した。
TOYO ThunderBOTは、可搬性に優れたポータブル型のパケット解析ソリューション。外部と接続していないネットワーク環境などにも手軽に持ち込んで、ネットワークフォレンジックの作業を行えるという。
製品には、東陽テクニカの持つパケット解析技術が搭載されているほか、最新の脅威インテリジェンスが融合され、さらに、フォレンジック技術者の分析ノウハウも搭載。キャプチャしたネットワーク上のパケットを最新の脅威インテリジェンスデータとリアルタイムにマッチングし、セキュリティリスクとなるインシデントを発見して、ダッシュボード画面にて見える化することができる。
パケットキャプチャによるデータの収集から、原因を特定する分析まで、ネットワークフォレンジックでは複数の工程からなる作業が必要になるが、これを1台で実行できるだけでなく、特に手間のかかっていた分析作業を、自動かつキャプチャと同時にリアルタイムで行えるので、解析時間を短縮できるとのことだ。
東陽テクニカでは、こうした作業によって、マルウェアに感染したコンピュータ、不正なプログラムによって行われる通信などのインシデントを発見し、感染した機器を特定できるとアピールしている。
さらに、現在だけでなく、過去に保存したキャプチャデータを分析することにより、過去に発生していながら見逃していたセキュリティリスクを顕在化できるとした。
【お詫びと訂正】
初出時、タイトルの社名の漢字を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。