ニュース

東陽テクニカ、ソーシャルエンジニアリング攻撃を防ぐ「KnowBe4 Human Firewall アセスメント&シミュレーション」を販売

 株式会社東陽テクニカは3日、米KnowBe4と日本における販売代理店契約を締結し、ソーシャルエンジニアリング攻撃の模擬的な攻撃の実施や対応状況の可視化を行うソリューション「KnowBe4 Human Firewall アセスメント&シミュレーション」を8月1日に発売すると発表した。

 KnowBe4 Human Firewall アセスメント&シミュレーションは、社内に向けて模擬的なフィッシング攻撃(電子メール、USB、電話)を仕掛けることで、個人から組織全体までのセキュリティに対するリスクレベルを可視化するソリューション。結果をもとに、最適なオンライン教育プログラムを自動で提案し、「人」の面から企業のセキュリティレベル向上に貢献する。

 KnowBe4の調査では、フィッシングの中でも成功率が高いと言われるスピアフィッシングでは、各種セキュリティシステムを導入していても、91%の攻撃が成功してしまうと説明。この被害を防ぐことができるかどうかは、最終的には個人のセキュリティ意識に依存することになるとして、そのためには常にセキュリティ意識を保つことが重要で、訓練・教育を自動化することには大きな利点があるとしている。

 KnowBe4 Human Firewall アセスメント&シミュレーションは、人にフォーカスしてサイバー攻撃から身を守る“Human Firewall”を実現する統合プラットフォームとして、実例を基に攻撃をシミュレーションできるテンプレート(3000種類以上)を用意し、フィッシングシミュレーションによる個人レベルでのセキュリティ意識分析や可視化を実施する。

 分析結果からは、最適な教育プログラム(800種類以上)を自動で提案。また、ウェブ上に漏えいしてしまっている企業アカウントやメールアドレスの情報を定期的に診断・報告する機能も備える。

 東陽テクニカでは、6月12日~14日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2019」で、製品の展示を行う。