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「ASTERIA Warp」とエクスのクラウドEDI「EXtelligence EDIFAS」が連携、中小企業のスムーズなWeb-EDI導入を支援

 アステリア株式会社と株式会社エクスは9日、アステリアの企業データ連携(EAI/ESB)ソフトウェア「ASTERIA Warp」と、エクスのクラウド型EDIサービス「EXtelligence EDIFAS」(以下、EDIFAS)との連携をノーコードで実現する専用アダプター「EDIFASアダプター」を提供開始すると発表した。

 企業間の電子取引はEDIを活用すれば導入可能だが、従来型のEDIでは、取引先や業界ごとに存在するEDI規格への個別対応や、高額なWeb-EDIシステムの導入が必要だったため、中小企業では電子取引の導入がなかなか進まないという課題を抱えてきた。

 また従来型EDIでは、通信インフラとしてISDNのデータ通信(ディジタル通信モード)を用いているケースが多いものの、2024年に同サービスが提供了するため、Web-EDIの再構築も急務になっているとのこと。

 そこで今回は、業界の垣根を越えて電子取引のデータ形式を共通化する「中小企業共通EDI」に準拠したEDIFASと、ASTERIA Warpとの連携を実現する「EDIFASアダプター」を開発・提供する。

 従来、EDIFASの外部システム連携では、CSV出力やREST-APIを利用していたが、新アダプターを利用することで、ASTERIA Warpが持つ多様な連携バリエーションとEDFASのEDIサービスがシームレスにつながり、ノーコードでさまざまなシステムとの連携が可能になったとした。ユーザーはEDIFASの連携APIを意識することなく、画面上で簡易な設定を行うだけで、迅速な連携を実現できるとのことだ。

 具体的な機能としては、見積依頼データ、発注データ、仕入検収データをEDIFASへアップロードする「EDIFASアップロード」と、見積回答データ、発注回答データ、出荷データをEDIFASからダウンロードする「EDIFASダウンロード」の両機能を備えている。

 「EDIFASアダプター」の価格は月額1万円(税別)からで、別途、ASTERIA Warp本体のライセンス料、EXtelligence EDIFASサービス利用料が発生する。