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グレープシティ、より高度なデータ表示を実現したJavaScript UIライブラリ「Wijmo 2019J v3」

 グレープシティ株式会社は27日、業務アプリケーション開発に便利なUIコントロールを収録したJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」において、新版「同 2019J v3」を提供開始したと発表した。

 Wijmoは、業務アプリケーション開発での利用に最適化されたJavaScriptコントロールセット。導入による開発工数の削減効果が見込めるほか、運用開始後の保守性にも優れているという。また、パフォーマンスを意識した設計により、高速かつ極めて小さいモジュールサイズを実現、アプリケーションのオーバーヘッドを増加させることもないとした。
 今回の新版では、グリッド要件に幅広く対応するデータグリッドコントロール「FlexGrid」に、ユーザーからの要望が多かった「列のグループ化」「複数列のソート」「ピンによる列の固定」「データの検索」といった新機能を追加した。これらの機能を利用すると、エンドユーザーが操作しやすい高機能なデータ表示を実現できるという。

列のグループ化
複数列のソート

 また、HTMLでセルのテンプレートを定義して、セルをカスタム表示できる「セルテンプレート」機能を拡張する。今まではAngularでのみHTMLでセルのテンプレートを定義できたが、今回からPureJS/Vue.js/Reactでも利用可能となった。

セルのテンプレート機能

 このほか、カスタマイズ性に優れたチャートコントロール「FlexChart」では、Yの値が急激に変化する場合によく用いられる階段形式の「ステップチャート」に対応。派生型として、マーカー付きチャートと面チャートもサポートしている。

ステップチャート

 1レコードを複数行に表示できるグリッドコントロール「MultiRow」では、明細行(セル本体)とヘッダを異なるレイアウトで表示できる「列ヘッダのレイアウト」機能、グループ行を複数列で表示できる機能なども新たに利用可能となった。

 ライセンスは年間サブスクリプション方式で提供され、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は、1ユーザーあたり12万円(税別)。