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グレープシティのJavaScript UIライブラリ「Wijmo」新版、バックグラウンドでのPDF生成をサポート

 グレープシティ株式会社は3日、業務アプリケーション開発に便利なUIコントロールを数多く収録したJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」において、新版「同 2018J v3」を提供開始したと発表した。

 Wijmoは、Webアプリケーション開発で利用するためのUIコントロールを数多く収録したJavaScriptライブラリ。AngularやReactといったフレームワークとも連携対応しており、高速/軽量で保守性の高いアプリケーションを開発できるという。

 今回の新版では、軽量で柔軟なグリッドコントロール「FlexGrid」に対してのグループ化操作が可能な「グループパネル」機能のにおいて、データを絞り込むためのフィルタを適用できるようになった。これにより、複雑な条件でのデータ絞り込みを行うことができる。

 またPDF生成処理が強化され、バックグラウンドでPDFを生成できる「Web Workers」を新たにサポート。UIスレッドとは別のスレッドでPDF生成を実行するため、処理量の多いPDF生成作業を行ってもUIがフリーズすることがないという。さらに、処理をキャンセルしたり、進ちょく率を表示して生成時間を可視化したりできるほか、PDF生成処理の実行速度とメモリ使用量が改善されている。

 入力コントロールの「ComboBox」では、リスト項目をグループ化してグループヘッダを表示する機能に対応。グループヘッダを設定することで、対象の項目をグループの最初に表示させることが可能になっている。

 このほか、Angularフレームワークは最新版である「Angular V7」をサポートした。

 なお、Wijmoのライセンスは年額のサブスクリプション方式で提供されており、最上位エディション「Wijmo Enterprise」の初回費用は、1ユーザーライセンスが12万円(税別)から。