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グレープシティ、Excel/PDFドキュメントを生成・更新する開発支援APIライブラリ「DioDocs」最新版をリリース

 グレープシティ株式会社は27日、ドキュメントを生成・更新する開発支援APIライブラリシリーズ「DioDocs(ディオドック)」の新バージョンをリリースした。

 DioDocsシリーズは、ドキュメントの生成・更新機能をアプリケーションに組み込むことが可能なAPIライブラリ。開発環境や運用環境で専用ソフトウェアを使うことなく、DioDocsのライブラリを介してコードを記述し、システムの出力などで利用される文書ファイルを生成または更新できる。

 .NET Standard 2.0に準拠しており、.NET Core、.NET Framework、Xamarinで動作するアプリケーションを開発できる。これにより、Windows、macOS、Linuxや、iOSやAndroidといったアプリケーション実行環境、クラウドでは仮想マシン、コンテナ、サーバーレスなどの配置方法で、クロスプラットフォームでの動作に対応する。

 Excelファイルを生成・更新する「DioDocs for Excel」と、PDFファイルを生成・更新する「DioDocs for PDF」の2つの製品を提供している。両製品とも1年定額制のサブスクリプション方式での販売で、イニシャル(初回)価格は、1開発ライセンスが34万5600円(税込)、2年目以降のリニューアル(更新)価格は17万2800円(税込)。

 今回のバージョンアップでは、両製品で機能の追加と強化を実施。DioDocs for Excelでは、セルでの「リッチテキスト」に対応し、セルテキストのサイズを変更したり、太字や斜体で重要な情報を強調することが可能になった。

 DioDocs for PDFでは、複数のPDF文書を結合して1つの文書として保存できるようになるとともに、既存のPDF文書から任意のページを抽出して別の文書に保存することも可能となった。これにより、文書ファイルを簡単に整理することができ、管理コストの軽減に貢献する。

 DioDocsのサブスクリプションを契約中のユーザーは、新バージョンへのフリーアップグレードを利用できる。また、DioDocsは、ライブラリの導入から管理、アップデートなどを行うことができる.NET Framework対応のパッケージマネージャ「NuGet」に公開しており、NuGetからパッケージを取得することで、DioDocsシリーズをすぐに試すことができる。