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グレープシティ、Excel/PDF生成・更新ライブラリ「DioDocs」新版、印刷機能などを強化

 グレープシティ株式会社は9日、ドキュメントを生成・更新する開発支援APIライブラリシリーズ「DioDocs(ディオドック)」の新バージョン「V5J」をリリースした。

 DioDocsシリーズは、Excelファイルを生成・更新するためのAPIライブラリ「DioDocs for Excel」と、PDFファイルを生成・更新するためのAPIライブラリ「DioDocs for PDF」の2つの製品を提供する。

 新バージョンでは、DioDocs for Excel/PDFの両製品に、Windows環境における印刷機能を追加した。これまで、DioDocsを介して作成された文書データを印刷するには、別途Excelやブラウザー内臓のPDFビューアなどで文書を表示した上で印刷するという手順が必要だったが、新機能により物理プリンターに直接印刷することが可能になる。

 DioDocs for PDFには、フォントの最適化機能を追加した。PDFデータは、ページ結合や分割といった編集を行うと埋め込みフォントの重複によりファイルサイズが肥大化する場合があるが、この機能により重複フォントの統合や未使用フォントの削除が行われ、全体のファイルサイズを削減できる。

 DioDocs for Excelには、Excelデータの高速インポート機能を追加した。Excelデータの一部を抽出して、システムで利用したいといった要件に対して、Excelのワークブックのオブジェクトモデル全体をロードせず、特定のデータのみを抽出でき、コード量の削減やシステムの高速化に寄与する。

 このほか、DioDocsを利用するユーザーからの声を反映し、高パフォーマンスなシステムの実現や開発工数の削減につながる機能を搭載した。

 DioDocs for Excel/PDFは、両製品とも1年定額制のサブスクリプション方式での販売となり、初回価格(税込)は1開発ライセンスが29万7000円、2年目以降の更新価格は14万8500円。