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サイバートラスト、MIRACLE ZBX 4.0ベースのシステム監視用仮想アプライアンスを提供

 サイバートラスト株式会社は17日、システム監視用仮想アプライアンスの新版「MIRACLE ZBX Virtual Appliance(VA) V4.0」を、同日より提供開始すると発表した。

 MIRACLE ZBX VAは、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースに、ミラクル・リナックスが独自に開発した統合システム監視ソリューション「MIRACLE ZBX」シリーズの1つ。仮想環境にインポートするだけで監視サーバーの構築が完了するため、煩雑な監視サーバー構築作業は不要という。

 その最新版となるMIRACLE ZBX VA 4.0では、最新のZabbix 4.0をベースに開発されたMIRACLE ZBX 4.0を採用。MIRACLE ZBX 4.0で実装された、大量障害発生時のアクションを停止できる「アラートメール停止機能」が利用可能となった。これにより、不要なアクションが何万件も発生し、情報の取得が困難になっていたデータセンターやネットワーク管理者の課題解決を支援できるとしている。

 また、Zabbix 4.0の機能強化である、刷新されたWebフロントエンドのデザインや、タグベーストリガー機能などのパフォーマンス改善機能も利用可能とのこと。

 なお、仮想化基盤は現在VMware ESXi 6.0/6.5/6.7にのみ対応するが、今後はVMware以外の仮想基盤対応も予定しているとのことだ。

 あわせて、単年契約のみとなっていたスタンダードサポート契約が、1年、3年、5年から選択できるようになったのも改善点。複数年契約に対応したことで、1年以上の契約を行う場合、最大15%のコストメリットを享受できるとしている。

 価格(税別、以下すべて同じ)は、MIRACLE ZBX Virtual Appliance V4.0の年間サブスクリプションが60万円から。サポートスタンダード契約は、1年が120万円から、3年が324万円から、5年が510万円からとなっている。