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サイバートラスト、MIRACLE ZBX 4.0ベースの大規模向け統合監視サーバー「MIRACLE ZBX8400」

 サイバートラスト株式会社は3日、統合監視サーバー「MIRACLE ZBX8000シリーズ」において、大規模システム向けの「MIRACLE ZBX8400」を提供すると発表した。同日より受注を開始する。

 MIRACLE ZBX8000シリーズは、サイバートラストの統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」をベースとした統合監視サーバーアプライアンス。監視サーバー専用にチューニングされたLinuxサーバーOSや、監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供され、事前に設定・構成・テストも行われているため、ユーザー企業は迅速に利用を開始できるという。

 今回発表されたMIRACLE ZBX8400は、現在提供している「MIRACLE ZBX8300b」の後継製品。10万監視項目程度(監視間隔5分、ログ/SNMPトラップ監視を含まない場合)に対応できる、大規模システム向けとして提供される。

 強化点としては、MIRACLE ZBXのベースとなるZabbixのバージョンを3.0から最新の4.0へ変更しており、アラートメール停止機能が利用できるようになった。これにより、大量障害時のパフォーマンス劣化を回避可能になったとのこと。

 また、大規模システムで求められる冗長構成に対応するために、高可用性ソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」を標準実装している点も特徴。万一の監視サーバー停止時には自動的にフェイルオーバーが行われ、監視業務を継続できるとしている。

 ハードウェアは、富士通製のx86サーバー「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M5」を採用した。HDDと電源が二重化されているほか、ハードウェア故障時には訪問修理が可能な富士通製ハードウェアのサポートを含んでいるので、安心して利用できるとのことだ。

 価格は、1台構成の場合、1年サポートパックで470万円(税別)から、1年延長サポートが150万円(税別)から。