ニュース

ミラクル・リナックス、システム監視「MIRACLE ZBX」のVMware向け仮想アプライアンス版を提供

 ミラクル・リナックス株式会社は16日、VMware環境に特化したシステム監視用バーチャルアプライアンスの最新版「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V3.0(MIRACLE ZBX VA 3.0)」の提供を開始した。

 MIRACLE ZBX VA 3.0は、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースに、ミラクル・リナックスが独自に開発した、統合システム監視ソリューション「MIRACLE ZBX」シリーズの1つ。すでにVMware仮想化基盤を活用している企業での利用に適した製品で、VMware ESXiにインポートするだけで監視サーバーの構築が完了し、すぐに使用できる。

 仮想化環境でも高可用性を実現。MIRACLE ZBX VA 3.0には、「MIRACLE FailSafe」をプリインストールし、Zabbixの稼働監視を実施。万が一、Zabbixがダウンしても、仮想化基盤からは検知できないOSレイヤーやアプリケーションレイヤーでの障害を検知し、自動的にアプリケーション再起動を行うことで復旧させる。VMwareのHA機能と組み合わせることで、より堅牢な監視システムを構築することができる。

 監視要件の変更や監視対象の増加にも対応が可能。稼働中のシステムにおいても監視要件の変更や監視対象の増加に対して、仮想マシンのスケールアップで対応できる。監視対象台数が少ないときはCPUリソースを少なめに割り当て、監視対象が増えるに従い、CPUリソースを増やすことで、効率的な運用が行える。

 製品は、サポートサービスも含んだ年間のサブスクリプションとして提供。サポート対象のOS、データベース、Zabbixをワンストップでサポートする。監視対象台数に応じた価格設定のため、監視規模の増減に応じてコストを削減できる。

 監視対象1~99台、年間インシデント数5件の場合のサブスクリプション価格は年額60万円(税別)から。動作対象はVMware ESXi 6.0/6.5。