ニュース

サイバートラスト、AWS環境で利用可能な仮想アプライアンス型の監視ソフトを提供

 サイバートラスト株式会社は11日、システム監視用仮想アプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Applianceシリーズ」において、Amazon Web Services(AWS)環境向けの「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V4.0 for AWS」をラインアップに追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 MIRACLE ZBX Virtual Applianceは、統合システム監視ソリューション「MIRACLE ZBXシリーズ」のラインアップのひとつ。OS、データベース、Webサーバー、監視ソフトウェアなどがあらかじめパッケージされており、VMwareの仮想環境にインポートするだけで監視サーバーの構築が完了するので、煩雑な構築作業を行わなくとも、監視サーバーを利用開始できるという。

 新製品の「MIRACLE ZBX Virtual Appliance for AWS」は、AWS環境にて利用可能な製品で、AWS上のシステムだけでなく、AWSとオンプレミスを組み合わせたハイブリッドクラウド環境の監視に対応する点が特長。監視ソフトウェアは、ほかのMIRACLE ZBX Virtual Applianceシリーズと同様、オープンソースの「Zabbix」をベースとした「MIRACLE ZBX」を利用しており、最新版「MIRACLE ZBX 4.0」での機能強化点であるアラートメール停止機能や、Zabbix 4.0での新機能を利用できるとした。

 また、監視項目のカスタマイズや、AWS標準の監視ツール「CloudWatch」では容易に利用できない機能を補完することも可能とのこと。

 なお稼働中のシステムにおいても、監視要件の変更や監視対象の増加に対して、仮想マシンのスケールアップで対応可能。監視対象台数が少ないときはCPUリソースを少なめに割り当て、監視対象が増えるに従いCPUリソースを増やすといった効率的な運用が可能としている。

 製品は、サポートサービスも含んだ年間サブスクリプション形式で提供され、監視対象台数やサポートレベルに応じた価格設定を採用する。具体的な価格は、監視対象台数99台まで、サポートレベルが「MIRACLE ZBX サポートインシデント」の場合で年間60万円(税別)から。