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NTT-AT、RPAツール「WinActor」を集中管理できるクラウドサービス「WinActor Manager on Cloud」

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は23日、RPAツール「WinActor」をクラウド上で集中管理する管理サービス「WinActor Manager on Cloud」を、11月26日より販売開始すると発表した。同日より提供される「WinActor Ver5.2」以降が管理対象となる。

 WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAツール。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。

 今回提供するWinActor Manager on Cloudは、このWinActorの動作やシナリオを効率的に管理できるようにするクラウドサービスで、待機状態のWinActorにタスクを割り当てたり、エラー発生などで停止しているWinActorの状態を確認したりすることが可能。また、管理されていない“野良ロボット”化を抑制するため、実行シナリオをすべてクラウド側で管理する「管理実行機能」も搭載した。

 さらに、WinActorに配布するシナリオを管理し、シナリオ実行時に使用する入出力変数値やタイムアウトの時間を設定できるほか、WinActorでのシナリオ実行に必要なスケジュール(タスク)も管理可能で、タスクに与える入出力パラメータやタスクの実行タイミングを設定できるとのこと。

 このほか、ほかの業務システムなどと連携するためのRESTful APIが提供され、他システムからタスクの実行を指示したり、状態を監視したり、といったことを行える。

 なお、ライセンス数の範囲内なら、どのPCでもサーバー上のライセンス管理ソフトからライセンスを取得し、WinActorを起動できるフローティングライセンス版のWinActorクライアントに対しては、同時利用ライセンス数を動的に管理することも可能だ。

 価格はオープン。