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NTT-AT、RPAツール「WinActor」の管理機能をクラウドサービスとして提供へ
2018年6月27日 16:05
NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は27日、RPAツール「WinActor」の管理機能を、クラウドサービス(SaaS)として2018年秋に提供開始すると発表した。
WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAツール。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。
従来、多数の処理をWinActorで自動化する場合は、各PCでWinActorを操作する必要があったが、今回発表されたSaaS型管理機能では、クラウド上のダッシュボードにから各PCのWinActorの動作・状態を集中管理することができる。また、ダッシュボードから各WinActorにシナリオ実行を指示する機能や、空きPCを検索してWinActorの実行を割り当てる機能なども搭載するという。
こうしてWinActorの動作やシナリオを効率的に管理できるため、WinActorおよびシナリオの“野良化”を防止可能。さらに、ライブラリやシナリオを一元管理することにより、作成・運用するシナリオの品質を一定レベルに保てる点もメリットとした。
なお、SaaS型での提供になるので、ユーザー企業は自社でサーバーを構築・運用する手間が削減できるほか、ユーザー企業ごとに仮想マシンを構築し、安全性を確保するとしている。