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NTT-AT、フローティングライセンスに対応したRPAツール「WinActor 5.1」

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は、RPAツール「WinActor」の新版「同 Ver.5.1」を、6月から販売開始すると発表した。フローティングライセンスへの対応などが行われている。

 WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAツール。Windowsアプリケーション、Webアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。

 今回は新たに、フローティングライセンス方式のライセンスをラインアップした。フローティングライセンスとライセンス管理ソフトウェアをセットで購入することにより、ライセンス数の範囲内なら、どのPCでもサーバー上のライセンス管理ソフトからライセンスを取得し、WinActorを起動できるようになる。

 例えば3ライセンス分のフローティングライセンスを保有する場合、あらかじめ5台のPCにWinActorをインストールしておき、そのうち3台でWinActorを同時に起動する、といった使い方が可能になるため、必要最低限のライセンス数で効率的な運用を行えるという。

 なお、ソフトウェアをインストールしたPC本体とライセンスをひも付ける従来のライセンスについては、ノードロックライセンスとして引き続き提供するとのこと。

 このほか今回は、Webブラウザ(Chrome、Microsoft Edge)に開発者向けツールを追加し、当該ブラウザ関連のWinActorライブラリを用いることで、画像マッチングやエミュレーション以外の方法で、Chrome、Microsoft Edge上での処理を自動化できるようになった。

 年間ライセンスの価格は、ノードロックライセンスの場合、フル機能版が90万8000円、実行版が24万8000円。フローティングライセンスはオープン価格となる。