ニュース

アクシオ、RPA専用PCの空き状況を確認できるソフト「OnRPA」と、RPA向けサーバーアプライアンス「RPAonRPA」を提供

 株式会社アクシオは10日、RPA(Robotic Process Automation)製品「WinActor」の導入を容易にする目的で自社開発したソフトウェア「OnRPA」の提供を開始すると発表した。同時に、RPA環境とテレワーク環境をひとつの筐体に収納した「RPAonRPA」の販売も開始する。販売開始時期は8月予定。

 RPAの導入では、専用PCが必要になることや、PC環境により作成したシナリオがエラーしてしまうなど、注意が必要となる。多拠点から利用する場合では、拠点ごとに専用PCを配置するため、ライセンスコストや端末管理も課題となる。センターに専用PCを配置して、拠点からリモート接続する方法でも、リモート接続中に他のユーザーが接続した場合には、後着優先となり問題が発生する。

 OnRPAは、こうした課題に対応するソフトとして開発したもので、専用PCの使用状況(空きPCまたは利用中PC)を表示することで、ユーザーは空きPCのみに接続できるため、問題となるリモート接続時の後着優先問題を解決できる。これにより、他拠点でのRPA利用時にも専用PCを共有でき、ライセンスコストの低減とPC管理負荷の軽減が可能になるとしている。

 また、RPAonRPAは、1Uの筐体に20台の物理PCカートリッジを搭載し、仮想化ハイパーバイザを用いずに容易にテレワーク環境を構築できるシャーシ集約型PC「リモートPCアレイ(RPA)」に、WinActorのRPA環境を構築してOnRPAから接続することで、ひとつの筐体にテレワーク環境とRPA環境を収納することを可能とする。