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アクシオ、RPA専用リモート実行ツール「OnRPA Ver1.4」 RPAの確実なシナリオ実行と容易な管理を支援

 株式会社アクシオは、RPA専用のリモート実行ツール「OnRPA」において、新版「同 Ver1.4」を10月より提供開始すると発表した。

 OnRPAは、「専用PC問題」「ライセンスコスト」「シナリオ作成環境と実行環境の統一」「多拠点からの利用」「リモート接続時の後着優先」など、デスクトップ型RPAツールの導入時課題解決を支援するアドオンツール。今回の新版では、サーバーレスでありながら、RPAの確実なシナリオ実行と容易な管理を可能にするための機能強化を行った。

 まず、WinActorのタスクスケジューラによる自動実行やメンテナンス時に、利用者が対象のロボPC(デスクトップ型RPAをインストールしたPC)に接続してしまうことを防ぐため、設定時間になると自動的にロボPCを選択できないようにボタンを無効化する「接続禁止時間設定」機能を提供する。

 これにより、日中はロボPCをOnRPA経由でリモート接続して共有利用し、夜間はタスクスケジューラ用にロボPCを確保して自動実行を行う、といった運用が可能になるとのこと。

3台のロボPCに接続禁止時間(22:00~7:00)を設定した画面

 また従来は、指定したフォルダのrdpファイルを参照してリモートデスクトップ接続する仕組みのため、OnRPA経由のロボPCへの接続は、すべて同じ設定条件となっていたが、ロボPCごとに異なる解像度やポート番号での接続を可能にする「設定ファイルモード」を搭載した。同様に、管理者によるOnRPAの設定情報の更新管理が可能になるという。

設定ファイルモード時のリモートデスクトップ接続

 加えて、利用者に設定画面を表示しない「ユーザモード」を搭載し、利用者による誤った設定変更や設定情報の消去などのトラブルを防止するとのこと。また、設定ファイルモードとの併用により、利用者の操作なく、設定情報の更新管理も可能になるとしている。

 このほか今回は、OnRPAの起動時に、管理者が設定したメッセージを表示する「お知らせ」機能も追加された。管理サーバーを導入する必要はなく、管理者がメッセージを変更すると、OnRPAの「お知らせ」メッセージも更新される。