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アクシオ、RPAライセンスの利用率平準化と最適化機能を搭載した「OnRPA」Ver2.0を提供

 株式会社アクシオは2日、RPA専用のリモート実行ツール「OnRPA」に、新機能を搭載した「OnRPA Ver2.0」をリリースした。

 OnRPAは、デスクトップ型RPAツールの導入時に課題となる、リモートデスクトップ(RDP)接続時に後から接続要求ができてしまう後着優先問題や、専用PC問題、ライセンスコスト、シナリオ作成環境と実行環境の統一、多拠点からの利用などを解決するアドオンツール。

 Ver2.0では、登録されたロボPC(RPAライセンスをインストールしたPC)の利用率と、Top10ユーザーを把握できる機能を追加。導入したRPAライセンスを、「特定期間に」「誰が」「どのロボPCを」「何時間(何%)」利用しているかを把握できるため、RPAライセンスの最適化が可能になるとともに、OnRPAの「ロボPCのグループ管理」機能により、利用率の高いロボPCに接続できるユーザーを制限することで、平準化も可能になる。

ロボPCの利用率とTop10ユーザーを確認

 また、ロボPCの使用者表示における、Active Directory(AD)の「ユーザーログオン名/表示名」の切り替え機能を追加。OnRPAではこれまで、ロボPCの利用者表示をADのユーザーログオン名で表示していたが、Ver2.0ではADの表示名(氏名)での表示も可能になり、利用者の認識を容易にした。

 このほか、登録したロボPCのライセンス情報、保守ID、更新日、メモなどの情報を登録して参照できる、RPAライセンスのスタティック情報の表示機能や、開発版と実行版ロボPCの使用状況調査結果の一括表示機能などを追加した。

 製品には、OnRPAで定期的に作成されたレポートを統合するWinActor用のシナリオを同梱する。同シナリオの利用により、RPAライセンスの最適化、利用率平準化をサポートするとともに、RPAライセンスやPCなどの投資コストに関しても、データに基づいた部門ごとの予算配分を可能にするとしている。