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アクシオ、AI-OCRなどと連携しFAX受注業務を自動化するWinActor用ライブラリ

 株式会社アクシオは11日、NTT-ATが開発しているRPA製品「WinActor」の利用支援ソリューション「OnRPAシリーズ」において、FAX受注業務の自動化を促進する「FAX受注業務用OnRPAライブラリ」を12月より販売開始すると発表した。

 「FAX受注業務用OnRPAライブラリ」は、FAX受注業務を自動化するWinActor用のライブラリ。顧客企業から送られてきたFAX(画像データ)のダウンロードと、その画像データのAI-OCRへのアップロード、OCR結果であるCSVのダウンロードを、WinActorによって自動的に行わせることができる。

 FAXとAI-OCRは、株式会社トランザクトのクラウドFAX「TransFAX」と、AI inside株式会社のクラウドAI-OCRソリューション「DX Suite」に対応。また、DX Suiteの自動仕分け機能「Elastic Sorter」にも対応するAPIを利用しているため、DX Suiteの画面に依存する変更の場合でも、エラーを起こすことなくWinActorの実行が可能という。さらに、ユーザーごとに異なる環境情報も反映するので、さまざまな企業での利用が可能とした。

 具体的には、受信したFAX画像を送信者ごとのフォルダに振り分けるとともに、Elastic Sorterにアップロードする。その画像は、DX SuiteのOCR機能によってテキストデータ化され、CSVファイルとしてダウンロードされる、といった動作になる。ユーザーはこのデータを受注システムなどに取り込むことが可能だ。

 価格はオープン。ただし、WinActorおよびDX Suite、TransFAXをアクシオより直接購入・契約した場合には、「FAX受注業務用OnRPAライブラリ」を無償で提供するとのことだ。

 なおアクシオでは、今後、「OnRPAライブラリシリーズ」として、さまざまなシステムやパッケージ製品に対応する標準ライブラリを提供していく予定。