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キヤノンITS、製品連携により未知の脅威への対策を強化した「GUARDIANWALL Mail/Webファミリー」新版
トレンドマイクロ「DDI」とも連携、危険なURLへのアクセスを自動的に遮断
2018年4月5日 10:00
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、メールフィルタリングソリューション「GUARDIANWALL Mail ファミリー」と、ウェブフィルタリングソリューション「GUARDIANWALL Web ファミリー」について、製品連携などの機能を強化した新バージョンを4月20日に提供開始する。
新製品では、「GUARDIANWALL Mail ファミリー」「GUARDIANWALL Web ファミリー」両製品の連携に加え、トレンドマイクロ株式会社のネットワーク型脅威対策製品「Deep Discovery Inspector(以下、DDI)」との連携を主として機能を強化。これにより、これにより、脅威の検知力の向上とその対処の自動化を可能とし、未知の脅威となるマルウェアへの感染や情報漏えい対策の大幅な強化と、セキュリティ対策の負担軽減を実現するとしている。
「GUARDIANWALL Mail ファミリー」では、アンチウイルス/アンチスパム機能をオプションとして追加。メールによる脅威の侵入を防ぐとともに、より多くの脅威情報を検知・収集する。既知の脅威に対して有効なシグネチャベースの対策と、従来から搭載している標的型攻撃メール特有の特徴を検知する未知の脅威への対策を製品一つで実現し、脅威の侵入を防ぐとともに、より多くの脅威情報を検知・収集し、社内から社外へ送信するメールに対しても対策を可能とする。
「GUARDIANWALL Web ファミリー」では、「GUARDIANWALL Mail ファミリー」および「DDI」との連携機能を搭載。「GUARDIANWALL Mail ファミリー」が脅威情報から検知・収集したURL情報や、「DDI」がサンドボックスで解析し危険と判定したURL情報を、自動で「GUARDIANWALL Web ファミリー」に登録する。
連携されたURL情報については、「GUARDIANWALL Web ファミリー」がウェブサイトカテゴリ判定を行い、カテゴリ登録のないURL は「未知の脅威」として登録し、そのURLへのアクセスを即座に遮断することを可能にした。これにより、対策をすり抜けた標的型攻撃メールのURLをうっかりクリックしてしまった場合や、うっかり添付ファイルを開いてしまいマルウェアに感染してしまった場合でも、そのアクセスを遮断することで、情報漏えいを阻止する。
製品の初年度一般向けLinux版ライセンスの価格(税別)は、新規に提供する「GUARDIANWALL アンチウイルス・アンチスパムオプション」が15万6600円(50ユーザー)。その他は従来と同様で、「GUARDIANWALL MailSuite」が50万1000円(50ユーザー)、「GUARDIANWALL WebFilter」が15万円(25ユーザー)など。