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NTTドコモビジネス、「IOWN」の最前線を披露 光電融合スイッチや分散GPU基盤の共同実証など最新技術を多数展示
Interop Tokyo 2026ブースレポート
2026年6月15日 06:15
最新のネットワーク技術を中心としたICT技術やソリューションのイベント「Interop Tokyo 2026」の展示会が、6月10日~12日に幕張メッセで開催された。
NTTドコモビジネス株式会社(旧社名:NTTコミュニケーションズ株式会社)のブースでは、IOWN関連について、基礎技術から、応用例、さらにはAIのための分散GPU基盤の共同実証実験の開始、量子コンピューティングまで、さまざまなコーナーを設けて展示していた。
ASICから光で直結するPEC-2スイッチ
光電融合デバイス(PEC)のコーナーでは、IOWN 2.0に向けたPEC-2スイッチを展示していた。
IOWNは、PEC-1によるIOWN 1.0(データセンター間通信)のサービスを2023年に提供開始した。そして次の段階として、IOWN 2.0では、ボード間通信に光電融合を用いるPEC-2デバイスの提供開始を2026年内に予定している。
ブースでは、PEC-2スイッチとして、102.4Tbit/s光融合スイッチを展示していた。ASICから光で直結しているという。
IOWNの技術をもとにした光量子コンピューターの研究
研究段階の光量子コンピューターは、光通信の技術をもとにした量子コンピューターの一種だ。常温で動作し省電力だとのこと。通信技術と親和性が高く、将来的には光量子コンピューターをIOWN APNでつないだ計算基盤も考えられているという。
東京と大阪のストレージをIOWN APNで同期
長距離リアルタイム型仮想ストレージソリューションのコーナーでは、IOWN APNと日立製のストレージを組み合わせたデモが実施されていた。東京と大阪に日立のストレージを置いて、IOWN APNの力でリアルタイムに同期するというものだ。
さらに、災害で障害が発生した状況をイメージして東京側のスイッチのネットワークケーブルを抜くと、同期が切れるが、障害発生の直前の状態で大阪側のストレージでは作業を継続できるところもデモしていた。
数十~数百GBのデータをIOWN APNで共有し、幕張と福岡で3D CADの共同作業
産業向けデジタルツインのコーナーでは、ダッソーシステムズのクライアント-サーバー型の3D CADアプリを使い、幕張と福岡からそれぞれIOWN APNで大手町のサーバーにつなぎ、同じデータで共同作業するところをデモしていた。
パーツの情報が積み上がって、データ量が数十~数百GBになるため、IOWN APNではないネットワークで伝送するのは困難だとの説明だった。
名古屋や福岡との間でリアルタイムに触覚が伝わるデモ
OPEN HUB Window多拠点触覚展示のコーナーでは、幕張と、名古屋および福岡とをそれぞれIOWN APNで接続して、触覚のリアルタイム伝送をデモしていた。
名古屋との間では、名古屋側にある物をつまむ装置を、幕張側で操作。固い物をつまんだときと柔らかい物をつまんだときとの感触の違いが感じとれた。
福岡との間では、幕張側の台に手を置き、福岡側の同様の台をたたいたりローラーをかけたりすると、その感触が伝わった。
遠隔地のロボットを3Dリアルタイム映像で操作
3Dリアルタイム表示+ハプティクスロボットのコーナーでは、遠隔地のロボットを、IOWN APN経由の3Dリアルタイム映像で操作するところをデモしていた。
分散GPU基盤のPoC「GoAT」を開始、参加を募集
GPU over APNのコーナーでは、全国8拠点のGPUをIOWN APNでつなぎ、1つのGPUクラスターとして使える技術を展示していた。
この技術自体は前年のInterop Tokyoでも実験として展示していた。今回はさらに、「GPU Over APN Testbed(GoAT)」の名前で実証実験(PoC)を開始し、そのPoCへの共同プロジェクトとしての参加を募集することがアナウンスされていた。募集は7月から開始し、最短で10月ごろから順次PoCを開始するという。
ブースでは、8拠点にトラフィックをかけるところや、CLIからモデルを切り替えながら分散推論で簡単なコードを書かせて実行させるところ、実験セッションを開いてチャット形式で使うところ、実験レポートを作成するところなどをデモしていた。





















