特別企画

ポストコロナ社会におけるデータセンターのあるべき姿を議論する「データセンター・イノベーション・フォーラム2020」、12月9日開催

 インプレスとデータセンター・イノベーション・フォーラム プログラム委員会は、今後のデータセンター産業において、生き残るために必要となるビジネス戦略を議論するイベント「データセンター・イノベーション・フォーラム2020」を、オンラインで12月9日に開催する。

 データセンター・イノベーション・フォーラムは、これまでインプレスが年に数回開催していたデータセンター関連イベントの規模を拡大し、参加対象もデータセンター/クラウド基盤サービス事業者に加えて、ゼネコン、サブコン、設計会社、不動産会社や自社でDCを保有するユーザー企業にも拡大。通算で29回目となる今回はオンラインでの開催となる。

 今回のテーマは、「ポストコロナ社会における、全産業のデジタル化とデータ活用推進の核となるべきデータセンターのあるべき姿とは」。新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけとしたリモートワークなど働き方の大きな変革に加え、デジタルトランスフォーメーション(DX)やデジタルツインなど、あらゆる産業においてビジネスのデジタル化が迫られている中で、国内のデータセンター事業者の進むべき方向性や生き残り策について、参加者とともに議論していくことを目指したフォーラムとなっている。

 オープニング基調講演は、一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会代表理事の荻野司氏が、「with/afterコロナで加速するDXとセキュリティ~ワークスタイル変化と守るべきセキュリティ、そしてDXに向けたデータセンターの新たな使命~」と題して、データ駆動型社会に向けたスマートホームやスマートシティにおけるデータ連携プラットホームとデータセンターの新たな使命について講演する。

 午後のセッションは、サーバーやネットワーク機器などの話題を中心とした「ICTイノベーションセッション」と、電源やサーバーラックなどの話題を中心とした「ファシリティイノベーションセッション」の2トラックのセッションが行われる。

 イベント最後のクロージング基調講演は、株式会社いつも.ITサービス取締役副社長の望月智之氏が、「2025年、人は「買い物」をしなくなる~デジタルトランスフォーメーション&ECビッグデータの衝撃~」と題して、日・米・中の買い物行動と購買ビッグデータトレンドが今後どうなるのか、それに対して企業がこれから取り組むべき戦略について、データや事例を紹介し、海外のデジタル化状況やAI・IoTの普及による今後のデータ価値、今後広がるマーケティング分野のデータビジネスの可能性についての講演を行う。

 イベントは参加無料で事前登録抽選制となり、すでに参加登録ページがオープンしている。また、フォーラムに登録した先着200人に、「データセンター調査報告書2021 特別版~コロナ禍におけるDC事業者動向 抜粋編」をもれなくプレゼントする。

 フォーラムは、データセンター/クラウド基盤サービスの事業者に加え、データセンターの建設や増設、設計に関わるゼネコン、サブコン、設計会社、不動産会社、さらに自社ビジネスのためのデータセンターの選定などに携わるエンドユーザーを参加対象として、これらのデータセンターに関わる参加者が、今後に向けた有意義な“解”を持ち帰るためのフォーラムとなることを目指して、準備を進めている。ぜひとも多くのデータセンター関係者に、参加を検討していただきたい。