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GMOインターネット、「GMO GPUクラウド」にクローズド環境でのコンテナイメージ保存・配布機能を追加

 GMOインターネット株式会社は10日、生成AI向けGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」において、クローズドな環境でコンテナイメージの保存・配布が可能となる「プライベートコンテナレジストリ」機能を提供開始したと発表した。「GMO GPUクラウド」を利用するすべての企業は、同機能を50GBまで無料で利用できる。

 「GMO GPUクラウド」は、NVIDIA H200 GPUを搭載した商用向けGPUクラウドサービス。さらに、高速ネットワーク「NVIDIA Spectrum-X」と高速ストレージを組み合わせることにより、国内商用クラウドで最速の性能を提供しているという。

 また、「GMO GPUクラウド」はコンテナの実行環境を備えているが、従来、チーム内でコンテナを共有するためには、ファイルでの受け渡しや外部のパブリックコンテナレジストリへのアップロードが必要だった。

 一方で、外部レジストリへの自社の開発資材のアップロードは、コンプライアンスの観点から難しいという声も多く寄せられており、こうした課題を解決するため、チーム内で安全かつ効率的にコンテナイメージを共有できる環境を実現するプライベートコンテナレジストリ機能を新たに実装した。

 エンタープライズ向けに広く採用されているオープンソースのコンテナレジストリ「Harbor(ハーバー)」を採用しており、さまざまな管理機能とアクセス制御により、チーム開発に必要な柔軟性とセキュリティを両立しているとのこと。

 こうして、利用企業が独自に作成したコンテナイメージを、外部サービスに依存せず「GMO GPUクラウド」内で安全に保存・管理できるようにすることで、効率的かつセキュアな開発環境をサポートするとしている。