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GMOインターネット、「GMO GPUクラウド」のNVIDIA B300搭載サービスを2025年度内に提供
2025年8月5日 08:00
GMOインターネット株式会社は4日、GPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」で、NVIDIAの次世代「NVIDIA Blackwell Ultra GPU」を搭載した、「NVIDIA HGX B300(以下、NVIDIA B300)」のクラウドサービス提供を決定したと発表した。同サービスは、国内初の商用サービスの一つとして、NVIDIA B300を搭載したサーバー25台(計200基)を調達し、2025年度内から順次提供を開始する予定。
GMO GPUクラウドは、2024年11月のサービス開始以来、ロボット開発や自動運転AIなどのAI開発基盤として採用されている。今回のNVIDIA B300インスタンス導入にあたっては、GPUクラウドサービスの最先端技術への取り組みの一環として、ベアメタルでの提供を新たにラインアップに追加する。
GMO GPUクラウド(NVIDIA B300)では、NVIDIA推奨構成であるNVIDIA Spectrum-Xイーサネットネットワークやストレージに加え、NVIDIA AI Enterpriseソフトウェアプラットフォームを含めて提供することで、次世代の生成AIの学習、AI推論処理に最適化された高性能計算基盤を提供する。NVIDIA B300を搭載したGMO GPUクラウドインスタンスは、大規模言語モデルの推論処理を大幅に高速化し、AI開発の効率を飛躍的に向上させるとしている。
利用シナリオとしては、大規模言語モデルの高速学習とファインチューニング、AIのリーズニングと推論処理の高速化、コンピュータビジョンモデルの大規模データセットを用いた学習などを想定している。
GMOインターネットでは、生成AI、LLM(大規模言語モデル)、画像生成、ロボティクスなど、あらゆる先端AIワークロードに対応可能なインフラを日本国内から安定的に提供するとしている。