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日立、クラウド基盤「ComiComiCloud」上で製造実行システムの導入テンプレートを提供
2025年12月26日 08:30
株式会社日立製作所(以下、日立)は、従量課金型クラウドサービス「ComiComiCloud/マルチテナントサービス」のアプリケーションとして、「MES(製造実行システム)導入テンプレート(for DELMIA Apriso) by ComiComiCloud」を、2026年4月から提供開始すると発表した。
「MES(製造実行システム)導入テンプレート(for DELMIA Apriso) by ComiComiCloud」は、MES構築を支援するテンプレートを、日立のITインフラ環境とともにクラウドサービスで提供するもの。同サービスで提供するテンプレートは、製造の業務フローや業務プロセスを整理して汎用化・システム化しており、日立のクラウドサービス「ComiComiCloud」の基盤上で提供するため、導入時のライセンス初期費用やITインフラ投資を抑えながら、短期間でMESを構築できるという。
導入企業は、原材料・部品の受け入れ、製造、検査、完成品出荷といった、製造業において標準的な一連の業務の作業実績をシステム上で一元管理し、工程進捗を確認可能になる。また、スモールスタートで導入後、企業の要望に応じて「DELMIA Apriso」の機能の追加や各種アドオン開発、オンプレミス版への移行にも対応するとした。
さらに、日立がインフラ基盤の監視、バックアップ、システムリソース管理などの維持運用を実施し、問い合わせ対応や作業のスポット対応も行うため、企業のシステム保守・運用の負荷を削減できるとのこと。
