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GMO NIKKO、生成AIによる風評被害の対策サービスを提供

 GMO NIKKO株式会社は24日、「GMO AI最適化ブースト」において、生成AIにおける誤情報や不適切な表現による風評リスクを検知・是正する支援サービスを提供開始した。

 GMO AI最適化ブーストは、ChatGPT、Gemini、Claude、Grok、Google AI Overviewsなどの生成AIにおいて、企業や製品に関する情報を正確かつ優先的に参照・推薦するよう最適化するための、生成AI時代に対応したサービス。

 新たに提供する生成AIによる風評対策サービスは、生成AIの回答における企業やサービスの誤情報や、ブランド毀損(きそん)につながる表現などの風評リスクを検知し、さらにGMOインターネットグループのGMOブランドセキュリティ株式会社をはじめとする協力企業と連携して、不適切な情報を是正する。

 サービスでは、各種生成AIサービスにおいて、企業名・サービス名・その他関連キーワードを含む回答を収集し、誤情報や事実誤認の恐れのある内容が回答されていないか、古い情報や現在は解消済みの情報が、最新情報として回答されていないか、ネガティブ情報が過度に強調されていないか、ブランド毀損につながる表現が含まれていないかといった内容を検知する。

 検知した結果はAIモデル別・トピック別・表現の深刻度別に可視化する。これにより、対策すべき内容とその優先順位を明確にする。

 さらに、生成AIが参照・引用元としている情報源を特定し、情報源として適切か、情報が最新状態か、文脈やニュアンスがゆがめられていないかといった点を測定する。これにより、AIの回答の根拠となった情報の品質を評価し、改善すべきポイントを明確にする。

 誤情報や過度なネガティブ表現が検知された場合は、GMOブランドセキュリティ株式会社をはじめとする協力会社と連携し、自社サイトやオウンドメディア上の情報整理・更新・構造改善、FAQや商品説明、プレスリリース内容の最適化、第三者サイトやレビューサイトとの情報整合性の確保、必要に応じたAIサービス提供事業者への問い合わせや訂正依頼の検討支援といった対策を一気通貫で支援する。

 これにより、企業はAI検索時代における新たな「風評リスク」を検知し、データに基づいて、専門家のサポートのもと解決できるとしている。

 生成AIによる風評対策サービスの価格は要問い合わせ。