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NEC、生成AIによる解決策の提案機能などを追加したネットワーク統合管理サービス「NetMeister Prime Plus」
2025年2月25日 13:19
日本電気株式会社(以下、NEC)は25日、ネットワーク機器の統合管理サービス「NetMeister Prime」のラインアップを拡張し、NECの生成AI「cotomi」などによるAI連携機能を統合した上位サービス「NetMeister Prime Plus」を、同日より提供開始すると発表した。
「NetMeister Prime」は、ネットワーク機器をクラウド上からWebブラウザベースで一元管理できるサービス。今回発表された「NetMeister Prime Plus」は同サービスの拡張版であり、自社の生成AI「cotomi」と、SDN(Software Defined Network)の構築・運用・保守で培ったネットワーク運用のナレッジを組み合わせ、無線LANネットワーク機器(UNIVERGE QX-Wシリーズ)に関するトラブルシューティングを支援するAI連携機能を新たに提供する。
AI連携機能は、具体的に、無線LAN接続端末の可視化・分析を行う「端末接続分析」と、生成AI「cotomi」を用いて障害に対する解決策の提案を実施する「AIチャット」の両機能から構成される。
このうち「端末接続分析」は、従来のネットワーク機器情報に加えて、接続された無線LAN端末情報の可視化を行えるようにするもの。時系列で端末情報を確認できるほか、トラブル発生時には、接続履歴や端末状況を迅速に把握し、対処に取り組めるとした。
一方の「AIチャット」は、NECのこれまでのネットワーク対応に関する経験や知見から得た技術情報・ナレッジのデータベースと、「端末接続分析」機能から取得したトラブル発生時の端末情報をもとに、「cotomi」がチャットによる対話形式で具体的な解決策を提案する機能である。
NECでは、こうした機能を活用することにより、従来は手動作業が中心だったネットワークの運用・保守において、リモート環境からでも、迅速かつ正確にトラブルシューティングを行えるようになるなど、ネットワーク運用管理担当者の作業時間短縮を支援できるとアピールしている。
なお「NetMeister Prime Plus」のライセンスは、管理対象のネットワーク機器台数に応じた月額サブスクリプション方式となり、価格(税別)は、1台が3400円、5台が1万3000円、10台が2万1000円、100台が14万5000円、などとなっている。
- ライセンスと価格について、初出時は「NetMeister Prime」と記載しておりましたが、正しくは「NetMeister Prime Plus」となります。お詫びして訂正いたします。